児童小説『ナイショの妖精さん』
『ナイショの妖精さん』は全9巻+番外編1巻で構成された長編恋愛小説です。
投稿小説サイト「エブリスタ」や「アルファポリス」にて無料で公開しています。
元児童文学作家が、くだけた優しい文体で書きました。
カラーの挿し絵多数入り。物語の世界を文章とイラストの両方で楽しめます。
少女漫画のエッセンスをふんだんに取り入れたライトノベル。
テーマは、「おとなになること」。
綾の背中ある羽の意味とは。
「羽を切る」ということ、とは。
※この漫画はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
キャラクター
ストーリー
あのころのトキメキ、ここにあります!
小学生のピュアラブ×里山ファンタジー
「きみの背中には羽がある」
幼いころ、見知らぬだれかに言われた言葉。
だから、あたしは信じてる!
「あたしは妖精の子。いつか、こんな生きづらい世界から抜け出して、妖精の世界に帰るんだっ!」
あたし、和泉綾(いずみあや)。小学六年生。
勉強ダメ、運動ダメ、な~んの取り柄もないアホっ子。
まだ夏の暑さの抜けない9月。小学校の校外学習で近所の浅山(あさやま)に行ったあたしたち。
ヤダな。大っ嫌いなクラスのボス、中条葉児(なかじょうようじ)とおんなじ班になっちゃった!
だって、中条って、イギリス人と日本人のハーフでイケメンってだけで、クラスの女子たちにちやほやされて、つけあがってるんだよ?
ハードな山歩きに、あたしひとりだけ、体力がついていけなくて。班の後ろをとぼとぼと歩いていたら。
目の前を横切ったのは……。
「え? 妖精!?」
「和泉っ !! こんなとこで、なにやってんだっ! おまえが迷子になったら、怒られるのは班長のオレなんだぞっ!」
ねぇ、中条?
もしかして、中条は、何か知ってる?
キャラクター
和泉 綾
いずみあや
この話の主人公。小学六年生。勉強も運動もダメ。料理もお絵かきも歌うのも苦手のアホっ子ちゃん。
まちがって飲み込んだ妖精のタマゴがお腹の中でかえって、妖精の羽を出せるようになっちゃった!
中条 葉児
なかじょうようじ
綾と同じ六年生。クラスの中で一番背が高くて、スポーツならなんでもできる。リンちゃんをはじめ、クラスの女子たちにモテモテ。
クールなふりしているけど、お化けが苦手なビビリのヘタレだってことはナイショ。
水沢 誠
みずさわまこと
六年生のクラスメイト。
いつもおちゃらけているせいで、クラスメイトからは軽く見られがち。だけど本当は、人を気づかえるやさしい子。サッカーが大好き。芸術肌。
倉橋 リン
くらはしりん
六年生のクラスメイト。
葉児のことが好きで、綾をライバル視。
かわいくて、勉強も運動もできる。クラスの女子の中心人物。
Q&A
なんで日本に妖精がいるの?
花田市の浅山にいる妖精たちは、フェアリー・ドクターで文化人類学者だった葉児の亡き父親が、イギリスからタマゴを持ち込んで孵化(ふか)させた子たち。
フェアリー・ドクターって何?
妖精のケガや病気を治す薬と妖精から受けた人間の傷を治す薬を作る、妖精専門医。妖精から受けた傷はフェアリー・ドクターの薬でなければ治せない。
綾と葉児も自分たちで洗礼を行い、フェアリー・ドクターになる。
綾はなんで妖精になれるの?
幼稚園児のころ、浅山で葉児の父親からもらった妖精のタマゴを、アメとまちがえて飲み込んだ。綾のお腹の中で、タマゴは八年間あたためられ、孵化(ふか)。その後、綾は妖精にも人間にもなれる体になった。
シーン
小説内で使用した挿し絵を集めました。
『ナイショの妖精さん』シリーズ
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